フォームの初期表示位置を設定する [C#]

フォームの初期表示位置を設定する方法を紹介します。
フォームの初期表示位置を指定すると、実行時にフォームが表示されるときの開始位置を設定できます。スクリーンの中央、表示されるフォームを所有する親フォームの中央、スクリーンの指定した位置など、任意の位置に表示することができます。

本記事ではVisual Studioで作成した、Windowsフォームアプリケーションのプロジェクトに記述するコードを記載します。
Windowsフォームアプリケーションのプロジェクトを作成する方法については、以下の記事を参照してください。

Windowsフォームアプリケーションのプロジェクト(ソリューション)を作成する。[C#]
Visual StudioでC#のWindowsフォームアプリケーションのプロジェクト(ソリューション)を作成する方法を記載します。 ...

フォームの初期表示位置を設定する

フォームの初期表示位置は、System.Windows.Forms名前空間にあるFormクラスのStartPositionプロパティで設定します。

StartPositionプロパティにはFormStartPosition列挙型の値を指定します。

FormStartPosition列挙型

FormStartPosition列挙型には以下のメンバー(フィールド)があります。

名前 説明
Manual 0 フォームの位置は、Locationプロパティによって決定されます。
CenterScreen 1 フォームは、現在の表示の中央に配置され、フォームのサイズとして指定された大きさになります。
WindowsDefaultLocation 2 フォームはWindowsの既定位置に配置され、フォームのサイズとして指定された大きさになります。
WindowsDefaultBounds 3 フォームはWindowsの既定位置に配置され、Windowsの既定により決定されている境界を持ちます。
CenterParent 4 フォームは親フォームの境界内の中央に配置されます。

FormクラスのStartPositionプロパティの初期値はFormStartPosition.WindowsDefaultLocationになります。

サンプルコード

StartPositionプロパティは、フォームが表示される前に設定する必要があります。

StartPositionプロパティにFormStartPosition.CenterParentを指定する場合は、フォームをShowDialogメソッドで表示する必要があります。

フォームを親フォームの中央に初期表示