WindowsにはCドライブにあるファイルの「pagefile.sys」、「swapfile.sys」や「System Volume Information」フォルダー
など、オペレーティングシステムファイルとして保護されているファイル、フォルダーがあります。
保護されているオペレーティングシステムファイルは、通常はユーザーが操作する必要のないファイルなので、Windowsのデフォルト（既定）の設定では表示されていません。
しかし、Windowsに何か問題がある場合は、保護されているオペレーティングシステムファイルを表示する必要が出てくることがあります。
そこで今回は、保護されているオペレーティングシステムファイルを表示する方法について紹介します。
目次
フォルダーオプションのダイアログボックスを開く
保護されているオペレーティングシステムファイルを表示する設定は、フォルダーオプションのダイアログボックスから行います。
フォルダーオプションのダイアログボックスを開く方法は、エクスプローラーから開く方法と、コントロールパネルから開く方法があります。
エクスプローラーから開く
エクスプローラーを起動します。
エクスプローラーを起動する方法はいくつかありますが、ここではWindowsのスタートボタンを右クリックすると表示されるコンテキストメニュー（クイックリンクメニュー）から起動します。
デスクトップに左下隅にあるWindowsのロゴマークのアイコンのついたスタートボタンを右クリックします。
スタートボタンを右クリックするとコンテキストメニューが表示されますので「エクスプローラー」をクリックします。
エクスプローラーを起動するその他の方法については、以下の記事にまとめていますので、参考にしてください。
エクスプローラーが起動できたら、ウィンドウの上部にある表示メニューをクリックします。
表示メニューをクリックするとリボンメニューが表示されます。
リボンメニューにある「オプション」をクリックします。
「オプション」をクリックすると「フォルダー オプション」のダイアログボックスが開きます。
コントロールパネルから開く
コントロールパネルを起動します。
コントロールパネルを起動する方法はいくつかありますが、ここではWindowsのタスクバーにある検索ボックスから起動します。
検索ボックスに「control」と入力します。
検索ボックスが表示されていない場合は、Windowsキー + Sキーで検索ボックスを表示するか、スタートメニューをクリックして「control」と入力してください。
最も一致する検索結果に「コントロール パネル」が表示されますのでクリックするか、「コントロール パネル」が選択されていることを確認してEnterキーを押します。
コントロールパネルが表示されます。
コントロールパネルを起動するその他の方法については、以下の記事にまとめていますので、参考にしてください。
コントロールパネルを起動したら「デスクトップのカスタマイズ」をクリックします。
「デスクトップのカスタマイズ」をクリックすると表示される画面にある「エクスプローラーのオプション」の「すべてのファイルとフォルダーを表示」をクリックします。
「すべてのファイルとフォルダーを表示」をクリックすると「フォルダー オプション」のダイアログボックスが開きます。
コントロールパネルの表示方法が「大きいアイコン」または「小さいアイコン」になっている場合は、「エクスプローラーのオプション」をクリックすることで「フォルダー オプション」のダイアログボックスが開きます。
保護されたオペレーティングシステムファイルを表示する
「フォルダー オプション」ダイアログボックスが起動できたら、画面の「表示」タブをクリックします。
「表示」タブをクリックと表示されるタブページにある「詳細設定」のリストから「保護されたオペレーティング システム ファイルを表示しない (推奨)」を探します。（「保護されたオペレーティング システム ファイルを表示しない (推奨)」の項目はリストの末尾にあります。）
Windowsのデフォルト（既定）の設定では、「保護されたオペレーティング システム ファイルを表示しない (推奨)」のチェックがついていますので、クリックしてチェックをはずします。
チェックを外すと以下のダイアログボックスが表示されますので「はい」をクリックします。
「保護されたオペレーティング システム ファイルを表示しない (推奨)」のチェックがはずせたら「OK」ボタンをクリックします。
これで、保護されているオペレーティングシステムファイルが表示される設定は完了です。
隠しファイルを表示する
保護されているオペレーティングシステムファイルには隠しファイルに設定されているファイルがありますので、保護されているオペレーティングシステムファイルを表示するには、同時に隠しファイルを表示する設定を行う必要があります。
隠しファイルを表示する方法については、以下の記事にまとめていますので参考にしてください。
