テキストボックスの文字の揃え位置を設定する [C#] TextBox

Windowsフォームアプリケーションで使用するテキストボックスの文字の揃え位置を設定する方法を紹介します。

本記事では、Visual Studioで作成したC#のWindowsフォームアプリケーションのプロジェクトに記述するコードを記載します。
Windowsフォームアプリケーションのプロジェクトを作成する方法については、以下の記事を参照してください。

Windowsフォームアプリケーションのプロジェクト(ソリューション)を作成する。[C#]
Visual StudioでC#のWindowsフォームアプリケーションのプロジェクト(ソリューション)を作成する方法を記載します。 ...

文字の揃え位置の設定

テキストボックスの文字の揃え位置を設定するには、System.Windows.Forms名前空間にあるTextBoxクラスのTextAlignプロパティを使用します。

TextAlignプロパティには、System.Windows.Forms名前空間のHorizontalAlignment列挙型のいずれかのフィールドを設定します。

HorizontalAlignment列挙型のフィールド一覧

フィールド 説明
Left 0 テキストはテキストボックスの左側に揃えて配置されます。
Right 1 テキストはテキストボックスの右側に揃えて配置されます。
Center 2 テキストはテキストボックスの中央に揃えて配置されます。

TextAlignプロパティの値は、フォームデザイナーのプロパティグリッド、またはコードで設定することができます。

デザイナーのプロパティグリッドで設定する

フォームデザイナーを開きます。
フォームデザイナーを開いたら、プロパティウィンドウを表示します。
プロパティウィンドウが表示されていない場合は、メニューバーの「表示」メニューにある「プロパティ ウィンドウ」をクリックするかF4キーを押してください。
プロパティウィンドウが表示されたら、フォームに配置したテキストボックスをクリックして選択します。

フォームデザイナーのテキストボックスのプロパティグリッド
上記の画像のプロパティグリッドは項目別ではなくアルファベット順で表示しています。

デザイナーのプロパティグリッドにあるTextAlignプロパティを選択します。
TextAlignプロパティのドロップダウンリストボックスのリストアイテムから、設定するHorizontalAlignment列挙型のフィールドを選択します。

デザイナーのプロパティグリッドでTextBoxクラスのTextAlignプロパティを設定

コードで設定する

フォームに「textBox1」という名前のテキストボックスを配置し、コードエディタを表示して以下のコードを入力します。

上記のコードはフォームのコンストラクタ内や、フォームのロードイベント(Form.Load)メソッド内、またはフォームのオンロード(OnLoad)メソッドをオーバーライドしたメソッド内に記述することで、フォームの起動時に設定することができます。

サンプルプログラム

テキストボックスの文字の揃え位置を設定するサンプルプログラムを作成します。

ユーザーインターフェース

フォームには、文字列の配置を左揃えに設定するテキストボックス(textBox1)、中央揃えに設定するテキストボックス(textBox2)、右揃えに設定するテキストボックス(textBox3)を配置します。

テキストボックスのTextAlignプロパティ設定用のサンプルフォームのデザイン

ソースコード

フォームのロード時にテキストボックスの揃え位置を設定する処理を記述します。

プログラムの実行

プロジェクトをビルドして実行(デバッグ)してフォームを表示します。

テキストボックスのTextAlignプロパティ設定用のサンプルフォームを起動

テキストボックスに文字列を入力して揃え位置を確認します。

テキストボックスのTextAlignプロパティ設定用のサンプルフォームで文字列を入力