ファイルを開いているプログラム(プロセス)を特定するリソースモニター [Windows10]

エクスプローラーでフォルダーやファイルを移動しようとした時に「別のプログラムがこのフォルダーまたはファイルを開いているので、操作を完了できません。」というメッセージが表示され、移動ができない場合があります。

別のプロセスによってフォルダーまたはファイルが移動できない時のメッセージ

本記事では特定のフォルダーやファイルを開いているプログラム(プロセス)を調べる方法についてご紹介します。

リソースモニターで特定する

現在フォルダーやファイルを開いているプログラム(プロセス)はリソース モニターで特定することができます。

リソース モニター

リソース モニターを起動する

リソース モニターは主に以下の3つの方法で起動できます。

  1. タスク マネージャーから起動
  2. ファイル名を指定して実行から起動
  3. コマンド プロンプトから起動

タスクマネージャーはWindowsのタスクバーを右クリックしてコンテキストメニューを表示して「タスク マネージャー」を選択するか、CtrlキーとAltキーとDeleteキーを同時に押して表示されるセキュリティ オプションから「タスク マネージャー」を選択することで起動できます。

ファイル名を指定して実行はスタートメニューをクリックして表示されるすべてのアプリから「Windows システム ツール」にある「ファイル名を指定して実行」をクリックすると起動できます。
また、スタートメニュー右クリックしてコンテキストメニューを表示して「ファイル名を指定して実行」を選択するか、Windowsキーを押しながらRキーを押すことで起動することもできます。

コマンド プロンプトはファイル名を指定して実行はスタートメニューをクリックして表示されるすべてのアプリから「Windows システム ツール」にある「コマンド プロンプト」をクリックすると起動できます。コマンド プロンプトは検索ボックスに「cmd」と入力するか、スタートメニューをクリックして「cmd」と入力して起動することもできます。

タスク マネージャーから起動

タスク マネージャーから起動する場合は「パフォーマンス」タブにある「リソース モニターを開く」をクリックします。

タスク マネージャーのパフォーマンスタブのリソース モニターを開く

ファイル名を指定して実行から起動

ファイル名を指定して実行から起動する場合は、テキストボックスに「resmon.exe」または「resmon」と入力して「OK」ボタンをクリックします。

ファイル名を指定して実行でresmon.exeを入力

コマンド プロンプトから起動

ファイル名を指定して実行から起動する場合はコマンドラインに、ファイル名を指定して実行から起動する場合と同様に「resmon.exe」または「resmon」と入力してEnterキーを押します。

コマンド プロンプトでresmon.exeを入力

開いているプログラムを特定する

リソース モニターが起動できたら「CPU」タブを選択します。

リソース モニターのCPUタブを選択

「CPU」タブにある「関連付けられたハンドル」のテキストボックスに、別のプログラムが開いているフォルダーまたはファイルを入力します。

リソース モニターの関連付けられたハンドルにファイル名を入力

入力すると検索が開始されます。しばらくすると検索結果がリストに表示されます。

リソース モニターの関連付けられたハンドルの検索結果

上記の例では「C:\Test」フォルダーにあるファイル「Book1.xlsx」を「EXCEL.EXE」が開いているのが確認できます。

関連付けられたハンドルのテキストボックスには、フォルダー名、またはファイル名のみを入力して検索することもできますが、完全パスを入力すると、より確実に検索することができます。